武士道
2005年4月4日PPVにて1日遅れでPRIDE武士道-其の六-観戦。
PRIDE『1』から出場し続け、イベントを“地味に”支え続けた小路 晃。
だが、ポジションは決して優遇されてはいない。
久しぶりすぎるPRIDEの舞台。
しかもPRIDEミドル級GP出場を賭けてのトーナメント。
試合前、
「整備された高速道路を走っているやつには負けたくない。死んでも勝ち抜く」
そうコメントしていた。
そしてもう一人、
前田日明の弟子、高阪 剛。
以前アクシデント絡みで倒した事の有るヒョードルと再戦。
契約で縛られているのか、前田イベントではなくPRIDEへの出場。
前田に対する想いを、試合前のコメント取りでも口にする事は無かった。
だがしかし、彼の入場シーンに表れていた。
何年も前に、前田から貰った日本刀を握りしめての入場。
そうか。
PRIDEで大暴れして前田の元へ戻るつもりなんだな。
積極的に攻め込んだが、
たった一つのミスで三角締めが決まってしまう。
ギブアップするしか無かった小路。
悔しいタップアウト。
リングに突っ伏したまま、動かない。
泣いていたのか。
試合開始直後から猛然と襲い掛かるヒョードル。捌く高阪。
パンチのラッシュを浴び、左目蓋をカットしてしまう。
“まだ、出来る”
再三のドクターチェックに反発する高阪。
出血は止まらず、凄惨な試合になってしまう。
高阪の顔面もリングのキャンバスも血まみれに。
1R終了時でのドクターストップ。
セコンドの吉田秀彦がリングを降りようとする高阪の頭にタオルを被せる。
が、
そのタオルを剥ぎ取り、
まるで自らの負けた顔を観客に晒すかの様に、控え室へ戻る高阪。
最後のチャンスと心に決め、尋常で無い顔付きで試合に臨んだ小路。
前田との合流を前に、PRIDE側の思惑通りに潰された形になってしまった高阪。
イベントタイトルが武士道ってどうよと思っていたが、
本当に、自分の信じるものの為に殉じてしまった。
二人とも、
もうPRIDEのリングには上がれないかもしれない。
悲しすぎる結末。
PRIDE『1』から出場し続け、イベントを“地味に”支え続けた小路 晃。
だが、ポジションは決して優遇されてはいない。
久しぶりすぎるPRIDEの舞台。
しかもPRIDEミドル級GP出場を賭けてのトーナメント。
試合前、
「整備された高速道路を走っているやつには負けたくない。死んでも勝ち抜く」
そうコメントしていた。
そしてもう一人、
前田日明の弟子、高阪 剛。
以前アクシデント絡みで倒した事の有るヒョードルと再戦。
契約で縛られているのか、前田イベントではなくPRIDEへの出場。
前田に対する想いを、試合前のコメント取りでも口にする事は無かった。
だがしかし、彼の入場シーンに表れていた。
何年も前に、前田から貰った日本刀を握りしめての入場。
そうか。
PRIDEで大暴れして前田の元へ戻るつもりなんだな。
積極的に攻め込んだが、
たった一つのミスで三角締めが決まってしまう。
ギブアップするしか無かった小路。
悔しいタップアウト。
リングに突っ伏したまま、動かない。
泣いていたのか。
試合開始直後から猛然と襲い掛かるヒョードル。捌く高阪。
パンチのラッシュを浴び、左目蓋をカットしてしまう。
“まだ、出来る”
再三のドクターチェックに反発する高阪。
出血は止まらず、凄惨な試合になってしまう。
高阪の顔面もリングのキャンバスも血まみれに。
1R終了時でのドクターストップ。
セコンドの吉田秀彦がリングを降りようとする高阪の頭にタオルを被せる。
が、
そのタオルを剥ぎ取り、
まるで自らの負けた顔を観客に晒すかの様に、控え室へ戻る高阪。
最後のチャンスと心に決め、尋常で無い顔付きで試合に臨んだ小路。
前田との合流を前に、PRIDE側の思惑通りに潰された形になってしまった高阪。
イベントタイトルが武士道ってどうよと思っていたが、
本当に、自分の信じるものの為に殉じてしまった。
二人とも、
もうPRIDEのリングには上がれないかもしれない。
悲しすぎる結末。
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