a cast-off skin

2004年4月4日
 
 
先週の疲れが抜けない。
 
 
 
金曜の午前中から土曜の昼過ぎまで、
ぶっ通しでモニターを睨み付けマウスと挌闘した。
 
仕事で『心地良い疲れ』を感じなくなって、どれ位経つだろう。
 
優しいであろう陽射しも、邪魔なだけだ。
疲労困憊で倒れる様に眠りに付き、目が覚めると暗くなっていた。
 
時間の感覚が狂っている。
 
泥の様に眠りたいと、泥の様に酔う事を選んだ俺は、
のこのことBARへ出かける。
 
若造の一言にピリピリと反応する。
“来るんじゃ無かった”
憂鬱さだけが腹の中に残り、また胃が痛くなる。
 
女の部屋に甘えに行こうと思ったが考え直して辞める。
こんな夜はきっとロクな事にならない。
 
大人しく部屋に戻るが、寝つけない。
首と肩がバリバリと音を立てる。
自分が眠っているのか起きているのか解らない。
 
 
 
夜が明けていた。
 
どんよりとしている。
天気が良ければ花見客で賑わっていただろうに。
と、思う。
 
何もする気力が起きない。
 
ぼんやりとテレビを眺める。
 
突然思い立ち、近所の公園へ歩く。
 
桜が満開だ。
花見客が沢山居た。
 
親子連れ、仕事関係と思われる集団、カップル。
その間を縫う様にダラダラと歩き、
“本当は楽しく無い奴も居るんだろうな”
等と、捻くれながら笑う。
 
缶麦酒を買って、ベンチに腰を降ろす。
 
何の抑揚も無い心。
 
“徹夜なんかするもんじゃ無ぇな”
 
麦酒も不味い。
他人を眺めているのが嫌になってくる。
 
部屋に戻り、ヘッドフォンを引っ張り出し、
大音量でロックンロールに埋もれる。
 
そのまま、寝ていた。
 
目が覚めるとまた、暗くなっていた。
 
 
 
 
 

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