サイエンスフィクション

　
古いドラマを見ていた。
　
見ていてイライラする。
　
焦れったい。
　
気持ちの疎通がこんなにも上手くいかないもんか？
　
ふと、思う。
　
　
　
携帯電話とかメールとか、
ツールとしてはとても便利だけど、
これのおかげで“感じる”事が減ったんじゃないか？
“相手の心を慮る”なんて無くなっちまったんじゃないか？
　
　
　
声が聞きたくて眠れなかった夜。
　
気持ちが上手に伝えられない不安。
　
そんな事で悩まない『今』。
　
　
　
声が聞きたければ、相手の携帯に電話すればいい。
　
言葉にするのが不安ならメールすればいい。
　
苦しさからは直ぐ解放される。
　
　
　
ツールに頼ったコミュニケーション。
　
薄っぺらなコミュニケーションを拠り所にする恋愛。

不倫こそが本物の恋だと思い込み、のめり込むのも解る気がするなぁ。

そこにしか本当のドキドキを感じなくなってきているのかも知れない。
　
　
　
な〜んて事ぁ、Web上でHP作って遊んでる奴のセリフじゃ無ぇな。
　
便利になるって事は恐ろしい事なのかもしれない。
　
星新一のSFが読みたくなった。