花菱にて

2003年11月12日
 
酒の席でのたわ事と
 
許してやれよと言われても
 
あいつのかみつく泣き声は
 
どこか全てが負けていた
 
夢を喰って生きてゆけた
 
時代も確かに刻んではみたという
 
こんなはずじゃなかったのにと
 
絵面はいつしか割れていたという
 
 窓をあければ 小さな河川が流れてた
 
 夜風はしらじらと 頬に冷たく
 
 そして 生きてく勇気が欲しくて
 
 それでも死ねない 自分がなお悲しいんだ
 
 
 
すがられる程の柄でもなく
 
戸惑う程の馬鹿でもない
 
風が吹くよな ちんけな俺でも
 
魂だけはゆずれない
 
希望はいつも ずっと遠くで微笑む
 
届かぬ女の悪戯に似ている
 
咽が裂ける程 誰かの名を
 
叫び続けた事もあったのに
 
 窓をあければ 小さな河川が流れてた
 
 夜風はしらじらと 頬に冷たく
 
 そして 生きてく勇気が欲しくて
 
 それでも死ねない 自分がなお悲しいんだ
 
 それでも死ねない 自分がなお悲しいんだ
 
 
 
                       詩/長渕剛
 
 

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