執着
2002年12月5日辰吉丈一郎。32歳。
御存じナニワのジョー。
“もう、辰吉はいいよ”
と、思ってる人の方が多いだろう。
15日の3年半ぶりの復帰戦を前に公開スパーリング。
ヘロヘロらしい。明らかにロートルらしい。
かたや、戸高秀樹。
辰吉程有名じゃ無い。
こちらは、2度目の左眼窩底骨折。引退勧告されそう。
かつて、
鬼塚勝也、ピューマ渡久地と共に平成の三羽ガラスと呼ばれた辰吉。
もう、鬼塚も渡久地もとうの昔に引退した。
辰吉のスパーリングパートナーを経て、
王座統一戦にまで上り詰めた薬師寺保栄も引退して芸能界入り。
あの凄い視聴率を取った辰吉vs薬師寺はもう8年も前の事だ。
辰吉は、あんまりマスコミに色々喋らなくなった。
あの、ビッグマウスは影を潜めた。
勝てば復活といわれ、負ければ引退しろと言われる。
その繰り返し。
“父ちゃんの墓に、チャンピオンベルトを入れてやる”
んだそうだ。
それだけじゃ、無いんだろ?
きっと。
辞めなきゃいけなかった奴等と、まだ出来る自分。
辞めらんねぇよなぁ。
それしか、無ぇんだから。
お前がマットに沈めてきた奴等に、許して貰えねぇよなぁ。
俺には解んねぇけど。
取り敢えず、お前の試合は全部見るよ。
最後まで。
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