目医者
2002年10月10日実は、最近、使い捨てコンタクトって奴を使い始めた。
今迄、ハードコンタクトレンズを使っていたのだが、
知人の薦めもあって、
2週間使い捨てソフトコンタクトレンズってのに変えた。
実に装用感が良い。
付けっぱなしで眠る事が多くなっていた。
昨日、朝、目が覚めると、片っぽ、目が見えなかった。
寝てる間に、片っぽ外れたんだろうと思い、
そのまま、新品のレンズを付けた。
でも、なんだか目の中がゴロゴロするので、
ちょっと、目蓋ひんむいて、見てもらった。
“レンズ、もう一枚入ってるよ”
う、そういう事なのか? ずれてただけ?
“黒目の上の方にもう一枚くっついてるよ”
明日、目医者で取ってもらおう。
右目にレンズ2枚入ったまま、また就寝。
そして今日、
目覚めた俺は、昨日付けたレンズだけを外し、
久々にメガネで仕事場へ。仕事の合間を縫って、目医者へ。
“あのー、コンタクトが取れなくなったんですけど”
“・・・そうですか。どうぞ” えらく無愛想だなー。
“ちょっと、此所へ掛けて下さい”
え? 看護婦さん、貴方がするの? つ、爪伸びてて怖いんすけど。
“はーい、下向いて下さーい” い、痛えー。
“はい、今度は上向いて下さーい” ぐ、い、痛いんすけど。
“んー。見当たらないですねー、思いっきり右見て下さい”
“今度は、左見て下さい”
“わかんないですねー、先生に診てもらいましょう”
なんじゃ、そりゃあ。もう既に、目がじんじんしてるんすけど。
すんげぇ、じいちゃん先生登場。 だ、大丈夫なのか?
うーん。流石じいちゃん先生。全然痛くねぇ。
“無いみたいですよー。んふん”
マジか? 無いのか? そんなバカな。
取って無いんだから無い筈ないだろ。
“じゃー、ちょっと・・・よいしょ。ピュピュっと。”
先生、それは麻酔ですか?
“うーん、ちょーっと、じっとしててねー”
先生、それは綿棒ですね。
“はーい、じっとしててねー・・・よっ”
ぐ、ぐあぁぁぁっ。“よっ”じゃあ無ぇです!先生!
目蓋の中で綿棒をぐりぐりしないでくれませんか!
“やっぱり、無いねぇ”
な、無いんですか? 先生。
こんな、すんごい事したのに、無いんですか? 先生。
なんか、変な汗びっしょりなんですけど、無いんですか? 先生。
“入って、ないです” キッパリ。
そうですか。有難うございました。
だけど、寝てる間に一枚だけが外れたのか?
人間の目は、そんな器用な事ができるのか?
昨日、付けた一枚を通り越して、奥のだけが目から出て行ったのか?
全然、納得出来ないが、無いなら無いんだろうな。
レンズもう一枚、何処に消えた?
今日からは、キチンと外して、アイボンして寝ようと固く誓った。
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